植物エキスは、みな同じではない? | SoHair シャンプー & ヘナ  
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植物エキスは、みな同じではない?

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化粧品などに「植物エキス配合」の文字をよく見かけます。植物エキスというと、植物は自然なものだからなんとなく良さそう、と思いますよね。ただ、どのような方法で抽出されたものかは、よく判りません。実はエキスの抽出方法は色々あるようなのです。

抽出には、「溶剤」が必要

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植物エキスを抽出する際には、そのエキスが溶け出る先の液体が必要になります。それが溶剤と呼ばれるものです。溶剤には、エタノール、水、油、化学合成溶剤など色々あり、その植物や目的によって使い分けられているのです。

イメージとしては、飲み物を思い浮かべると分かり易いです。梅酒は、ホワイトリカー(アルコール)で梅のエキスを抽出しますね。お茶はお湯で抽出します。また水出しのコーヒーやお茶もあります。

脂溶性の成分は油に溶けますし、水溶性の成分は水に溶けます。エタノール抽出では脂溶性と水溶性の成分を得ることができます。

抽出方法に注目しよう

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その植物エキスがイメージ通りの自然派のものなのかは、溶剤を見ることである程度分かります。例えば、「ローズエキス」と書いてあっても、そのエキスの抽出された溶剤がエタノールなのか、水なのか、油なのか?さらにエタノールは石油系なのか、植物発酵エタノールなのか?油は、化学合成成分なのか、植物油なのか?です。

一般的な化粧品の植物エキスの溶剤には、表示名「BG」がよく使用されています。「BG」とは、多価アルコールの一種で「1,3-ブチレングリコール」のことです。自然派の化粧品にもよく使われていますが、実は化学合成溶剤です。

自然派を目指すのであれば、植物発酵エタノールや植物油で抽出したものが好ましいのですが、材料の価格も高く、なかなか普通のメーカーでは使用されにくいのです。その為、伸びが良く扱いやすい、安価なBGが好まれている現状があります。

植物エキス配合イコール天然ではない?

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「自然派化粧品」とうたい、植物から抽出されたエキスを使用されているものでも、植物エキスはほんの少量であったり、植物を抽出した溶剤が化学溶剤であることも多いので、注意が必要です。

化学溶剤を使用した化粧品を長期間使うことで、だんだん肌が乾燥しやすくなってしまうと言われています。

また、せっかく植物エキスが植物発酵エタノールや植物油で抽出されていても、製品中に合成界面活性剤や合成防腐剤を使用したものもあります。オーガニック認定されているものも含めて、やはり成分表をきちんとチェックして判断することが大切ですね。

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