人間の皮膚細胞は、リン脂質という二層の脂の膜で覆われています。脂質でできている細胞は、水分の浸入は拒否するけれど脂溶性物質は受け入れてしまいます。
細胞膜を形成する脂質が脂溶性の化学物質と融合してしまうと、その細胞膜は破壊されてしまい、他の化学物質も皮膚の内部へ浸透してきやすい状態になるといわれています。

生体内の特定の器官で作られ分泌されるホルモン。別の決まった細胞にてきわめて微量でその効果を発揮し機能調整をします。
外因性の化学物質の中に、体内でできるホルモンと同じような動きをするものがあります。生体に障害や有害な影響を引き起こす物質で内分泌かく乱物質（環境ホルモン）と呼ばれています。
環境ホルモンが生殖機能へ影響をもたらしているのではないかと疑われており、厚生労働省でも調査が行われています。

水と油は混ぜ合わせようとしても混じりません。これは水は水、油は油というように物質ごとにまとまろうとする性質があるからです。
その相反する性質の水と油を混ぜ合わせる働きを持つ物質が界面活性剤です。

水と油のそれぞれの境界にある界面張力が失われます。そして水が油の中に混ぜこんで入り込み、油を流し去り洗浄できるのです。

石油や植物の油脂から高圧高温処理をやって合成して作られた界面活性剤のことをいいます。

①分子の粒が小さくて細胞に入り込みやすい
②安定した物質のため身体の中に入ってしまった後に分解されず残留してしまう

人の皮膚の表面は、汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂が程良く混ざった皮脂膜で覆われているのですが、合成界面活性剤によって、肌はまずはその皮脂膜を失います。
本来バリア機能を持つ角質層において、合成界面活性剤は油分である細胞間脂質を溶解していってしまうのです。
合成界面活性剤で皮膚の防御機能が壊された肌は、他の化学物質をもどんどん通すようになってしまうという訳なんです。

自分のお肌が分泌する皮脂と、お肌に住み着いている常在菌が、自分に一番合う天然の潤いクリームを作り出します。一番自分にあっているのは、自分自身のお肌が作りだす天然のクリームです。この天然のクリームこそが、あなたのお肌を守ってくれます。自分自身で作り出す潤い成分で、セルフケアできる地肌へ。皮脂を取りすぎず、本来の力を発揮するように肌バランスを整えましょう。

ムクロジやツバキなどの植物は天然の界面活性作用を持ち、洗浄剤として東洋でも西洋でも大昔から用いられてきました。

沖縄ではクチャと呼ばれ、昔から洗髪に使われてきたミネラルです。

SoHairのシャンプーコンディショナーの成分は合成して作ったものではありません。天然の素材そのものを使っています。
高温高圧の元で化学合成してできている成分というのは、自然界では生分解が難しいのです。
合成して作るものは、自然にないものを無理やり工場で作り出しています。合成してできた化学成分というのは環境中に放り出されても、生体内に吸収されても分解されず、その毒性が残りやすいのです。